旅立ち

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人生には思いがけない出来事が起こります。
どんでん返しみたいなもの。

でもまあ、よく味わってみると、
自分の視点がそこに向いていなかっただけだった、
ということがわかります。

そうして見返してみると、
パズルみたいに、
あちこちのピースがぴたりとおさまって、
ああ、なんだ、そういうことだったのか、
と大きな流れが見えてきます。

わたしの人生は、わりに、
「どんでん返し」系の出来事が多いのですが、
今回もまた、ささやかなどんでん返しが起こり、
しばらく旅に出ることになりました。

カディは海牧場にすっかりなじんでいることだし、
すこしの間、留守にしていてもだいじょうぶでしょう。
それもピースのひとつ。

そういうわけでブログは一時お休みします。
近いうちにまたお会いしましょう。

強さと弱さ

弱くてもろいものよりも、
強くて頑丈なものの方が、
早く壊れるような気がする。

そのことについての考察。

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とても厳しい状況が続くような時、
いつも思うことがある。

それは、
歌をうたう才能があったらよかったのになあ、
ということだ。

救助される人も、
救助している人も、
それを見守る人も、
きっと疲れ果てている。

そんな時、
誰かがのびやかな声で、
歌をうたってくれたら、
どんなに嬉しいだろう。

たぶん、気持ちが一瞬にして変わるはずだ。
体にエネルギーが満ちてくるはずだ。

残念ながら私にはその才能がない。
厳しい状況が続くそれぞれの場所に、
そういう人がいてくれたらいいなあ、
と願うのみ。

未来のビークル

2008年11月、ある場所にこんな文章を書いた。
のんきな気分で書いているけれど、
根本にある感覚はこの頃から変わっていないと思う。
よかったらお読みください。
これからの未来のために。

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未来のビークル

地球の未来を考えた時、エネルギー問題は避けて通れない。
原油や穀物(エタノール用)の市場は経済を揺るがし、
クリーンエネルギーの開発に、各国がしのぎを削っている。

ところで馬は、
草を食べて、排泄した糞が、また大地の養分となる。
与那国馬なんて、半分野生化して生きているのもいる。
彼らは、そこらへんに生えている草を好んで食べるのだ。
お腹がすいたら、自分で草を食べたり、飲んだりして、
エネルギーを補給する。
排気ガスも出ないし、新しく資源を使うこともない。
草の自生する場所さえあれば、限りなくローコストだ。

もちろん生き物だから、いつかは死ぬ。
その体は完璧に分解されて、自然に帰っていく。
原子力のような廃棄物処理問題は起こらない。

自動車会社は、次々と新しいテクノロジーを開発している。
たとえば、センサーと人工知能を使って、
事故が起こる前に、自動的に車を停止させる新技術とか。

ところで馬は、
自分が怪我をしたくないから、
人間が気づかなくても、勝手に障害物を避ける。
もちろん、すごく怯えるようなことが起こったら、
暴走するかもしれない。
そのリスクはある。

でも馬は、
でこぼこ道もへっちゃらだ。
山道も登れるし、川も渡るし、海にも入る。
4WDの自動車より、はるかに適応力がある。
水陸両用車よりすごい。
さすがに空は飛べないけれど。

メタボリック症候群には乗馬運動が効果的、
なんて言われている。
人工的なマシンなんて買わなくても、
馬に乗れば、完璧な「乗馬運動」ができる。

それから、セラピー効果もある。
馬とふれあったり、乗ったりした後、
みんなの顔が自然にほころんでいるのを見れば、
難しい説明なんて必要ないだろう。

もし、災害や戦争が起こったら、
現在の豊かな社会は、あっという間に消滅し、
私たちは、サバイバル生活を送ようになるかもしれない。
そんな時、馬がいてくれたら、
さぞかし、役に立つだろうな、と思う。

エコで、クリーンで、サスティナブルで、
ローコストで、安全で、適応力抜群で、
ヘルシーで、セラピューティックで、
サバイバルに最適。
それが馬という乗り物だ。
なんだか、すごく未来的だと思いませんか?

生活コスト2

月6万円という金額は、
計画してそうなったわけではない。

ただ自分の回りのモノやコトを手放して、
与那国の暮らしぶりに自分をすっぽり当てはめていったら、
自然にそうなった、という感じだ。

机上の空論よりも、
実感としてこんな感じ、と伝えた方が、
ひとつのサンプルとしてわかりやすいと思って、
ちょっと私自身の生活コストを公開してみた。

必要なお金というのは、
おかれている状況によって変わってくる。
これが正しい、ということはない。

だから、ここから先の話は、
すべてのヒトの参考になることではないかもしれない。

少し長くなりそうなので、
興味のある方だけお読みください。

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生活コスト1

今日はお金の話をしてみようと思う。

はしっこの島で暮らすのに、
毎月どれくらいお金がかかるか。
私の場合は、こんな感じである。

家賃……15,000円
食費……20,000円
光熱費… 5,000円
通信費…10,000円
交通費… 3,000円
雑費…… 7,000円
────────
合計……60,000円

光熱費は、ガス2500~3000円、電気1000~1500円、水道750円。
交通費は、カブのガソリン代+オイル、タイヤなどの消耗品。
通信費は、固定電話、ADSL、プロバイダ、携帯電話の合計。

つまり、与那国で一ヶ月暮らすための、
基本生活コストは、
だいたい6万円、ということになる。

このほかに、
ちょっと特別なものを購入したり、
馬にかかるお金がある。(これはまた別の機会に書くつもり)
そして税金や社会保険料。

でも、とにかく、基本は6万円。
年間72万円。
それで生きていくことができる。
なんといっても家賃の安さが効いている。

この金額で暮らしてみた感想は、
ひとことでいって、身も心も軽くなった感じ。
なんだか見えない重い荷物が取り除かれたよう。

東京にいた時には、自分もそうだけど、
関わるすべての人が「生活できる」ことを基準に、
お金のことを考えなくてはいけなかった。

たとえば取引先の人にも生活がある。
そのためには相応の利益が必要だ。

ただ生きているだけで、
都会では月十数万円が飛んでいく。
社会がそれを基準に回っている。

それだけの金額を手にするために、みんなどれだけ、
身と心を削りながら働いているか。
本当は嫌なことも生活するためにしかたない、
と思いながら仕事をしているか。

単身の生活保護者に支払われる金額は137,400円。
それが人間として最低限必要な生活費だという。
年収200万円以下の労働者は、
ワーキングプアと呼ばれるらしい。

だんだん社会問題を問う、
みたいな論調になってきた…。

えーと、かたい話をしたかったわけではなく、
そもそも頭の中の基準を変えてみたら、
もっと生きやすくなる人もいるかもしれない、
ということを伝えたかったのだった。

続きは明日書きます、たぶん。

20100706.jpg

一日ひとつ、
クリアすることを決める。
体力のない私は、
それ以上を望めない。

ゆっくり、ゆっくり、
目の前のコトに触れてゆく。

本当に少しずつしか動いていないのだが、
振り返ってみると、
ずいぶん遠いところまで、
歩いて来たな、と思う。

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