ただいま

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帰宅。
クユは、あたりまえの顔をして、
ごく普通に出迎えた。

留守の間も、はしっこの家には、
人や動物が行き来してくれて、
ずいぶん風が通っていたようだ。

そういう場所である、
ということが、どれほど代え難いものか、
忘れずにいたい。

早朝の月

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早朝の月を見る。
はしっこの島は、もうすっかり、
春の気配に満ちている。

welocm !

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遠方からの客人を、
かわいいコヤギが、お出迎え。

屋根猫

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晴れたり、曇ったり、雨が降ったり。
その中を動きまわる日。
客人は馬に乗り、
猫は屋根に乗った。

ごはん

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朝、人の気配がすると馬が集まってくる。
たぶん、頭の中では、
ごはん、ごはん、と、つぶやいているはず。

客人は、つむじ風のように、
くるくると楽しいうずを描いて、
去っていった。

小さい畑

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馬糞堆肥を利用した畑の一角に、
小さいスペースを貸してもらった。
苗も分けてもらった。

植えたのは、
トマト、ナス、ピーマン、バジル。

土も、養分も、苗も、
空気も、水も、
すべて、天や馬や人が与えてくれたもの。
私は何もしていない。
せめて、大切に観ていよう。

風が吹いた日

今日、私は、馬の人、になった。
仔馬が、私の元にやってきたからだ。

誰かに問われるたびに、馬と暮らそうと思う、
と口にしてきたが、
それはいつのことか定めていなかった。
むしろ、定めないようにしていた。

風は、向こうから吹いてくる。
そんな気がしていた。


仔馬をゆずってもいいと言う人がいる、
と聞いた時も、ぜひに、と思っていたわけではなかった。
それなら、見てみるのもいいかな、
という程度の、気楽な心持ちでその場にいったのだ。

ところが、仔馬に会ったとたん、
真空に入ったような感覚になる。

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仔馬の持ち主が言った。

「このまま連れてけばいいさ」

気がつくと、私の口が、

「そうします」

と答えていた。


まったく何の準備もなく、
仔馬の首につながれたロープを手に持ち、
家路についた。
仔馬は不思議なくらい従順に、
私のあとをついてきた。
てくてくと4時間ぐらい、仔馬を連れて歩いた。

なんとか家にたどりつき、
とりあえず、家の前の原っぱにつないだ。

ふう。

本当に、物語はどんな風に始まるか、わからない。

仔馬の名前を、カディ、とつけた。
島の言葉で、風を指す。


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