庭の花

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不精者で、庭の手入れなど、
ほとんどしないのだけれど、
ある日突然、
こんなにきれいな花が咲いた。
きっと雨がふったからだろう。

きれいね、と、
ヒトが来るたびほめられる。

ほんとにね、と答える。
なにか申し訳ない気持ちになる。

朝露

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地面に湿り気が戻ってきた。
夜が明けると、
朝露に濡れた無数の葉が光る。

海牧へ

カディは今日からしばらく、
海牧場というところに、
参加させてもらうことになった。

海牧には、オトナの馬3頭と仔馬が1頭いて、
カディはその小さな群れに加えてもらうことになる。

これまでずっと1対1(しかも相手はヒト)だった
カディにとってはものすごく大きな変化だ。
そうしようと決めたのは、
馬の群れの中でしか学べないことを、
カディに体験してほしいと思ったからだ。

さて、どうなりますか…。
カディを入れた時の動画がこちらです。



カディは案の定、礼儀を知らなくて、
めちゃくちゃなことをやっている。
小さな仔馬がきちんと挨拶してきているのに、
カディはキックで返礼。
怒った母馬にがつんと叱られている。
あーあー。

みんなに追われて、
最後はほとんど涙目になっていた。

うーん…。

がんばれ、カディ。
学びなさい。

傷だらけのカディ

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夜が明けて、カディの様子を見に行ったら、
全身傷だらけの上、後ろ脚はけがをして、
地面につけないという状態。

あー。やられたねー。

十数カ所の傷は、
たぶん追われて逃げた時に、
有刺鉄線にひっかけたのだろう。

よく調べたところ、
脚の怪我は大事ではなさそう。
ほっとする。
時間が経てば癒えるだろう。

カディの態度が悪いからこうなるんだけど、
見てるこっちも胸が痛い。

カディは相手が誰でもまず攻撃から入る。
仲良くなろうとして近寄ってきてくれても、
お尻を向けて蹴ろうとする。
それでは総スカンをくってもしかたないよ。

うーん、こまった。

様子を見るために、その後ずっと牧場で過ごした。

みんながのんびりくつろいでいる時も、
カディは向こうの方でぽつん。
仲間には入れてもらえない。

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なんとか群れになじむように、
友だちがいろいろ考えて、
手伝ってくれた。

隣同士で草を一緒に食べさせたり、
同時に体を掻いてあげたり。
おかげで険悪なムードがだいぶ和らいだ。
(一番左がカディ)

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午前中は平穏に過ぎたため、
カディの気持ちもだいぶ立ち直って、
歩くこともできるようになった。

ありがたいことに、
仔馬がめげずに近寄ってきてくれるので、
じわじわと距離は縮まっている感じ。

とはいえ、まだ先は見えない。
危険もある。
しばらくは海牧に来て、
馬たちの動きを見ていることにしよう。

カディのことは心配だけど、
馬の群れを長い時間ずっと観察していると、
ものすごくおもしろい。
なるほど、という発見がたくさん。
カディ一頭だけでは、
絶対にわからないことが見えてくる。

ハードボイルド

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首の傷は、だいぶふさがってきた。
見た目は痛々しいけれども、
これはたぶんだいじょうぶ。
ちょっとすごみが出て、
浮浪児カディという感じ。
意外とキャラに合っているかも。

脚の傷はまだ腫れていて、
びっこをひいている。

事態は一進一退だ。

カディは今、ものすごく考えている。
そして、不器用なりに、
少しずつ馬たちの方へ近づこうとしている。

馬たちも気分がいい時は、
見逃してくれる感じで、
カディがそばに来ても、
追い払わないこともある。

でも気が立っていたり、
おなかがすいていたりすると、
やっぱりカディは容赦なく追われている。

なかなかつらいねー。
がんばれ、カディ。

最後にちょっと気分転換。
仔馬のあくび姿をどうぞ。

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小休止

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カディはだいぶ消耗している。
刈ってきた草も、
いつものようにむしゃむしゃ食べない。

ご飯を食べている間、
オトナの馬はみなつないでいるので、
カディにとっては、
唯一、緊張を解ける時間なのに。

しばらくして、
仔馬がカディの草を食べにきた。
つられてカディも一緒に食べていた。

でも仔馬が近づきすぎると、
カディは「ひん」とないてしまうのだよね。
もう一歩。

今日はつないでいる時間が長かったので、
カディは横になって寝ていた。
海牧に来て、
カディが横になっているのを初めて見た。

すこしだけでも、おやすみ。

20110906.jpg

学習

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カディはちょっとずつ、
馬の間合いがわかってきたようだ。

相手の馬が脚を一歩動かすだけで、
あるいは耳を倒すだけで、
カディはさっと後退する。

なんというか「分をわきまえた」感じ。

そうなると、
もう激しく追われることはない。

仲よくなったとはいえないけれど、
(カディがまだそうできない)
存在を許容されつつある。

昨日の夕方、
いちばんきつい態度だった
オトナの牡馬と、
一緒に草を食べていた。

わざわざカディの草を食べに来たので、
これも一種の示威行動だけれども、
カディを追い払わず、
一緒に食べることは許した。

がんばれ、カディ。

私もようやく、
夕陽に目をやる余裕がでてきたよ。

ふ~。

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