風月

20100213.jpg

窓を開けると、そこにカディがいる。
ぶちぶちと草を噛みきる音が聞こえる。

さて、カディが来て、
おもしろいのがクユの反応だ。

カディが来た日の夜、
クユは帰ってこなかった。
次の日、草むらの陰から、
カディと私を交互に見ているクユがいた。

その後、普通の顔して家の中に入ってきた。
不思議なことに、
私との距離が、微妙に近くなっている。
本の上を遊んで歩いてみたりしている。
これは、手術を受ける前の
子猫だった時以来の行動だ。

ご飯の確保を目当てに、
アピールをしているのかもしれない。
でもなんとなく、クユに対する、
私の緊張度に関係しているような気がした。

私の気持ちがカディに集中している分、
クユに対して、よい意味で、
てきとーな感じになっている。
それがかえって楽なのかもしれない。
関係性というのは、まことに精妙なものである。

あとで気がついたのだが、
カディは風、クユは月。
ふたりあわせて、風月となる。
意図したわけではないけれど。

原っぱの山羊は、
馬も猫も、おかまいなし。
仲良く夕焼け空の下にいる。


20100213b.jpg

コメント

非公開コメント

■calendar

09 ←  2017/10  → 11
sun mon tue wed thu fri sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

■search

■profile

河田桟

author : 河田桟

■mail

your name
mail address
title
message

δ