機織り



あまっている糸があるから、
使ってもいいよ。

織る人に、そう言われて、
機を織ることになった。

すでに縦糸は張ってある。
あまったとはいえ、手染めの絹糸だ。
上等、上等。
繊細で美しい配色。

横糸は、素直に、
シンプルな色の綿にした。

ひたすら無心になりたいと思って、
ただの平織りにする。

ところが、やり始めたら、
無心なんてとんでもない。
いちばん基本の動作さえ、
考え、考えながらでないと間違える。

異様にゆっくり。

しばらく通わせてもらうことにした。

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河田桟

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