関係2

20100916.jpg

カディは私の膝の間に、
ちょういいスポットを見つけたらしい。

こうしていると、
ハエが両目をねらってくるのを、
防ぐことができる。

カディにとって、私は便利な道具?

まあ、怖い対象、緊張する対象ではない、
というのはわかる。



馬は群れで生きる動物だから、
上下関係が比較的はっきりしている。

それは、支配や依存の関係とは違って、
もうすこしドライな感覚、という気がする。
序列があることによって、むしろ、
平安がもたらされる。
群れ全体がほどよく同調するための、
自律的な働きなのだろう。

ヒトが「上」の位置にあると認識すれば、
馬はヒトの意図を穏やかに受容する。
ヒトは、馬のこの特質を利用して、
思いのままに動かそうとすることもできる。



カディと私の関係は、今のところ、
上下の序列がはっきりしていない。

カディにとって、私は、

ご飯をくれるもの、
顔をこすりつけて拭けるもの、
尻を掻いてくれるもの、
草のあるところへつれてってくれるもの、
行きたいところに行かせてくれないもの、
時々、行かせてくれるもの、
苦しい時にはそばにいてくれたりするもの。

でも、カディより上にいるもの、
ではない。

馬同士に置きかえるなら、
ちょっと複雑な関係だ。
カディ自身も、時々、
どうしたらいいか、わからなくなるだろう。

馬にとっての「自然」とは、
すこし「はぐれた」関係の中にいる。
カディにとっては、少々、難儀なことである。

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