台風襲来

20100919c.jpg

午前3時頃、
台風がはしっこの島に到達した。

ものすごい暴風雨で、
外に出られるレベルではない。

午前7時頃、
いったん勢いが弱まったところを見計らって、
カディの様子を見に行くことにした。

自分が怪我をしては元も子もないので、
バイクのヘルメットをかぶった。
突風が吹くときは、しゃがんでしのいだ。

20100919a.jpg

カディボクに到着。
風景ががらりと変わっていた。
入り口のあたりの鬱蒼とした灌木群が、
なぎ倒され、がらんとしている。

ゲートは吹っ飛ばされていた。
木が電柵の上に倒れている。

そして、一番奥の、
ガジュマルの木の下に、
カディはいた。

ぼーっと立ちつくしていた。

カディ、
と声をかけると、とぼとぼと、
近寄ってきた。

とくに怪我をした様子はない。
よかった。

フクギの木の下の小屋とガジュマルが、
しっかりとカディを守ってくれた。

カディは、私のそばにきて、
ぼうっとしながら少し草を食べた。
だんだん意識がはっきりしてきた。

それからがたいへん。
体のあちこちを押しつけて、
掻いてほしいと要求したり、
とにかくべったりくっついてくる。

そして、馬小屋を離れようとすると、
あとを追いかけてきて帰してくれない。

そのまま2時間ほど一緒に過ごした。
まだ雨も風も強く、木々がしなる様子を、
フクギの下でカディと眺めた。

20100919b.jpg

いちばん初めのぼーっとした様子。

あれはキャパシティを越えた時に、
なにかのスイッチを入れて、
自意識を遮断したのだろうか。

カディがだいぶ落ち着いてきたので、
いったん帰ることにする。

島の人がいう「吹き返し」が、
これから始まるはずだ。

壊れたゲートの替わりに、
ロープを結んで応急処置をした。

20100919d.jpg

これは昼過ぎ、
再び訪れた時のカディボクとカディの様子。
朝は撮影しているどころではなかった。
(上記の写真もすべてこの時に撮影)

コメント

カディのとぼとぼな感じが心細さを物語っているようで、無事でよかった!と思いました。
まだ台風はくるかもしれないので十分気をつけてね。

カディは、台風の直後、とても素直なヨイコになりました。
やっぱり心細かったのでしょうね。
今ではすっかりやんちゃに戻ってますが…。
非公開コメント

■calendar

07 ←  2017/08  → 09
sun mon tue wed thu fri sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

■search

■profile

河田桟

author : 河田桟

■mail

your name
mail address
title
message

δ