関係3

20101002.jpg

カディと散歩する時、
私とカディの間では、
たいていカディが先行する。

それを見た島の人に、

「馬を飼ってるんじゃなくて、
 飼われてるね」

と、言われた。

たしかに、馬を引く場合、
馬はヒトの横か、
後ろについてくる、というのが、
一般的な在り方だ。

ただ、

私は、カディが、自由に、
草を食べるのを見ているのが、
本当に好きなのだ。


あ、この草。
次はこの草。
わーい、これ大好き。

カディはご機嫌になる。

しゃくしゃくしゃく。
と音がする。

その様子を眺めているだけで、
私はにこにこしてくる。

そして、静かな安らいだ状態で、
いろいろなことを考える。
その時間が、本当に好きなのだ。

たぶん、何時間でもこうしていられる。


贅沢なペットフードや、
お菓子をあげているわけではない。
わがままを許しているつもりもない。

カディが食べるのは、
いわゆる雑草で、
自然が与えてくれるもの。

それを食べて感じるのは、
生物が持っている自然な喜びだから、
嗜癖的なものが、
まったく混じっていない。

だから心地よい。

とはいうものの、
カディが常に前にいて、
好きなように動ける、という位置関係は、
たぶん関係性の在り方としては、
問題がある。

馬同士の間では、
前にいるのは強い個体、
というのがルールだ。

カディが、自分の方が上、と、
認識してしまうことは、
問題行動につながりかねない。

さて、どうするか。

コメント

馬と散歩、というこの光景がもし東京だったら、ひと騒動になるだろうね。
秋晴れの日の、なごやかで健やかで楽しそうな散歩時間ですね。

たしかにそうですね。
一度やってみたい気も…。(笑)
東京は、道に草があまり生えていないから、
カディは不満かもしれません。
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