攻撃1

攻撃―悪の自然誌攻撃―悪の自然誌

(1985/05)
コンラート・ローレンツ

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ずいぶん若い頃に読んだ、
ローレンツの『攻撃』を取り出して、
ページをめくっている。

その発端は、ブログにも書いたけれど、
少し前に、カディが私を攻撃してきて、
ひどく驚いたからだ。

私は、カディと争うつもりはない。
それに加えて、私の方から、力で威圧し、
従属させるような関係にするつもりもなかった。
かといって、べたべたの関係になりたいというわけでもなく、
むしろ、淡々と、静かに相棒として認め合う、
というようなイメージが理想だった。

ところがとんでもない。
それは甘い、頭でっかちな考えだった。
カディはそんな風には、全然反応してくれなかった。

そこで私の頭には疑問が浮かぶ。
そもそも、なぜ、生き物は他者を攻撃をするのか。
肉食動物が獲物を襲うのならよくわかる。
食べるためだ。
でも、自分が生き残るためにではなく、
同じ種の間や、仲間同士で攻撃しあうのは、
いったいどういうところから派生してきた感情なのだろう。

そういえば『攻撃』という本があった、
と思い出した。

『攻撃』は、20代の頃、
なぜ人間は、戦争し続けるのか、
その根底にあるものを知りたいと思って読んだ。

コンラート・ローレンツは、
ソロモンの指環』を書いた動物行動学者だ。
「刷り込み」という行動を発見した人でもある。
生まれたての雛は、目の前に現れた動くものを親と記憶し、
そのあとはずっと後を追い続ける。
ローレンツは、実際に自分が親となって、
ハイイロガンを養い育てながら、研究を続け、
世に知らしめた。
そういう人だ。

そのローレンツが、
「悪の自然誌」と銘打って、
攻撃行動の深層を解明しようと試みたのが本書である。

『攻撃』を読み進めるうちに、
本当にいろいろなことを考えた。
少し長くなりそうなので、
何回かに渡って、書いてみようと思う。

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