生活コスト2

月6万円という金額は、
計画してそうなったわけではない。

ただ自分の回りのモノやコトを手放して、
与那国の暮らしぶりに自分をすっぽり当てはめていったら、
自然にそうなった、という感じだ。

机上の空論よりも、
実感としてこんな感じ、と伝えた方が、
ひとつのサンプルとしてわかりやすいと思って、
ちょっと私自身の生活コストを公開してみた。

必要なお金というのは、
おかれている状況によって変わってくる。
これが正しい、ということはない。

だから、ここから先の話は、
すべてのヒトの参考になることではないかもしれない。

少し長くなりそうなので、
興味のある方だけお読みください。

なにかをひとつ大きくしたり、
なにかをひとつ多く持つと、
それだけですまない。
それに付随する維持コストだとか、
そういうものが、いっぱいついてくる。
どんどん重くなる。

たとえば大きな家に住むと、
それだけエネルギーがいる。
家賃だけでなく、
さまざまなものにお金がかかる。
地球の資源も無駄遣いする。

それに、人生にはいろいろな時期がある。
順調にいく時もあれば、
困った状況に陥る時もある。
キャッシュフロー的にピンチ!
という時期が来ることもある。

どういう時でも、生活は毎日続いていく。
生活の基本にたくさんのお金が必要、
という基準でいると、
ピンチに陥った時、それだけ苦しくなる。
その状況から抜け出すのもたいへんだ。

ミニマムな生活コストで楽しく暮らせていたら、
軽快にピンチと対峙することができる。

別にお金をたくさん稼いでもいいのだ。
でもたくさん収入があるヒトが、
必ず贅沢な暮らしをしなくてはいけない、
ということはない。

暮らす部分のお金はミニマムにして、
自分が本当に大切だと思うことのために、
お金も自分のエネルギーも使えばいい。

お金は、天下の回りモノと思って、
自分以外のことに使えばさらに気持ちがいい。

その方が自由だと思う。

「お金がない」とたくさんのヒトが口にする。
生活をまかなうことにせいいっぱいで、
やりたいことができないという。

本当にそうだろうか。

数年前に、お金のことを知りたくて、
いろいろ調べたことがある。
お金って世界にどれだけあるんだろうと思って、
すべての国の国民総所得をざっと足してみた。
その数字を地球の人口で割ってみたら、
地球人ひとりあたりの平均年収が出る。

たしか70万円ぐらいだったと覚えている。
(月額にしたら、なんと6万円弱だ!)

つまり、地球全体を基準にして見たら、
一年間を70万円でまかなうというのは、
悪くない暮らしなのだ。

(ものすごく乱暴な計算なので、
 きちんとした統計をご存じの方がいたら、
 教えてください。)

それから、地球上の富の実に90%が、
欧米と裕福なアジアに集中している、
ということも聞く。

でも、何事も変わり続ける。
水が高いところから低いところへ流れていくように。
世界経済は激動の時期に入っている。

これから、残り10%の中にいた数十億の人々が、
いっせいにお金を手に入れようと動き出すと、
世界経済はハリケーンみたいに激しく動くだろう。

そうなったら、現在、お金がたくさんあること、
たくさん稼ぐことを基準にしている人ほど、
その変動に対して受ける影響も大きくなるはずだ。

その逆に、
お金で換算すること以外の豊かさを持っている人、
身の回りにあるものから豊かさを感じ取れる人、
自分で豊かさを生み出せる人ほど、
世界経済がどう荒れようが、
そこから受ける影響は小さくなる、という気がする。

嵐の中に出て行く時は、
できるだけ身軽に、
機能的なかっこうでいた方がいい。

そう思いませんか。

コメント

なるほど!

嵐の中に出て行くには身軽で。なるほど!

私は、お金は「べき」をいっぱい運んでくるもの、という認識です。
無駄に使わないべき、貯めるべき、稼ぐべき…。
お金があれば自由になれるかもしれないけど、お金に縛られてる限り、
自由にはなれないもの。

そこから、いかに自由になれるか、お金の信者みたいにならずにいるか、
というのは、私のテーマでもあります。

紙に価値を付加したツール、だと思うのですが、
こうもお金が権力を持つ世の中は、摩訶不思議ですね。

お金の呪縛からどう解き放たれるか。
それは私自身のテーマでもあるし、
社会全体にとっても避けては通れないテーマだと思います。
単純にお金が悪いものとは思えないんですよね。
リクツで考えても埒があかないので、
身近なところで、自分の体を使って人体実験中です(笑)。
これからも経過報告していこうと思っています。

まさに!

読んだ後に自分の現状と重ね合わせて、
かなり考え込んでしまいました。
(寝込んではいません、大丈夫です)

数年前からシンプルな生きる願望がむくむく表れ
日ごとにそれが強くなっています。
私の中では一応2012年計画、というのがありまして
下の子が高校を(初夏に)卒業の予定。
そうしたら自分のライフスタイルをシフトさせようと思っています。それまでは、見聞の時間。

具体的にコレと決定しているわけではありませんが
物も減らして、もっとシンプルに。
いや、でも、托鉢のお坊さんのように、
お箸、お椀、手ぬぐい、着替えそれぞれひとつずつ
なんて訳にはいきませんが。。。

自分の作ったものや、やることで
お金以外のものとも物々・エネルギー交換できる
原始的だけど、豊かな生活をしたいと思っています。


方向の変化って自分で決める部分もありますが、
やはり関係性によって起こる部分がとても大きいですよね。
始まるその「時」がある、というか。

私の場合、自分の意志というのはちょっぴりで、
あとはもう否応なく流れがそう動いていった、という感じがします。
身の回りのコトやモノを手放していくにあたっては、
ずいぶん手間もエネルギーも時間もかかりました。

いまは、ずいぶん軽くなり、そして自然の恵みを前にして、
こんな贅沢な暮らししてていいのか、なんて思ったりする毎日です。
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