2011/07/25
シャドウ

馬の精神性には、
すくなくとも三つのパートがあるように思う。
ひとつめは本能に付随した機械的に動くパート。
スイッチを押せば自動的に動くような。
それから感情的に動くパート。
好き、嫌い、うれしい、こわい。
馬にも個性はあるし、愛情もある。
そしてもうひとつは元型的なパート。
これはもっと深いところにある。
ヒトによってはそれを魂と呼ぶかもしれない。
なにか神話的なもの。
馬の心はそのように、
いくつかのパートを持っている。
おもしろいなあと思うのは、
馬は対峙するヒトの中にあるものを増幅させることだ。
機械的なパートをよく理解し効果的に活用するヒト。
馬の心を感じて親しく関わろうとするヒト。
馬という存在から流れだす物語を受信するヒト。
私はそれぞれのパートの間を揺れ動いている。
馬はヒトの影のようだ。
コメント
2011/07/27 10:09 by M URL 編集
2011/07/27 10:46 by 河田桟 URL 編集