多様性

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東京にいると、はしっこの島の人々のユニークさを、
ひしひしと感じる。

アーティスティック、とか、
クリエイティブ、とか、
マニアック、とか、
そういう文化的な意味ではなく、
もっと本質的に、
人として、在り方が変わっている。

普通だけれどかなり個性的な人、と、
あるラインを超えちゃっている人、という、
分類があるとしたら、間違いなく後者だろう。

島の中にいると、へー、そういう人なんだねー、
ぐらいの感覚だし、
本人たちはみな、自分をフツーだと思っていたりもするが、
そんなことはない。


ところで、私は、
多様性を受け入れる場所でなければ、
どうしても生きられない人間である。

集団としての同質性を強いられるような場所では、
本当に、息ができなくなる。

そうなると、いわゆる、"田舎暮らし"はむずかしい。
やはり都会で暮らす、ということになる。

多様性を求めて、これまで、
いろいろな都会で日々を送ってきた。

トーキョー、
ニューヨーク、ロンドン、パリ、
ブダペスト、イスタンブール、
香港、シンガポール、デリー、カトマンドゥ、
サンパウロ、ブエノスアイレス。

そういう人種のるつぼ、
みたいなところが楽だっだ。

と思っていたのだが、
はしっこまで来ると、どうも様子が違う。

不思議なことに、都会にいた時より、
関係性が、もっと多様になっている。

自分とは違う世界観、年代、暮らしぶりの人々と、
加えて、馬や犬や猫や諸々の生き物たちと、
身体感覚で、日々、無防備に接している。
なんというか、いろいろ開けっ放しなので。

そして、都会にいたら、
関わらなかったであろう人々の、
物語に深く触れるようになる。
よりプリミティブなかたちで。

都会には膨大な数の人々がいる。
いろいろな価値観も暮らしぶりもある。
でも、実際に自分が深く関わる人、となると、
意外に限定されていたような気がする。
自分とどこか共通する世界観、年代、
立ち位置の人々としか関わらない。
あとは閉じている。

現在のはしっこの島の住人は1600人ほど、
その5分の1が、外部からの流入者だという。
そして、歴史的には、実に多種多様な人々が、
やってきては去っていく、という場所でもあった。
とにかく、境界は、そういう特質を持っている。

写真は、文章とはまったく関係なくて、
アリシの兄弟犬、アイスです。

コメント

個性って本来、開けっ放しで初めて見えてくるものなんだろうなぁ。
アイスの写真をみたら、チョコクッキーのアイスを食べたくなったので朝からアイスとコーヒーを。島ではアイス食べましたか?

島の人々はアイス大好きで、店に新商品が入荷すると、島中にニュースが駆けめぐります(笑)。ちょっとしたお願い事は、アイスでお礼したり。地域通貨ならぬ「アイス通貨」みたいです。東京では滅多に食べない私も、つられてたまに食べますねー。
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