関係作り

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カディは群れの中では一番の下っ端だ。
他の馬が近づいてきて、
「どけ」という合図を出したら、
ゆずって別の場所に行く。
そういう風に、馬の社会性は覚えたから、
怪我をすることはもうほとんどない。

でも、他の馬と仲良くしたいか、
といったら、そうでもなさそう。
たいていはひとりでいる。

人間のことも特に好きではなさそう。
誰かが近づいて何かをしようとすると、
まずは「耳を伏せる」が基本。

ずっと身近にいる私のことは、
いちおう信頼してくれているみたいではある。
なにをしてもたいてい耳は伏せない。(かわいい)

でも、ついていきたいリーダーだと思っているかというと、
そうでもなさそう。(がっくり)

そんなカディを見ていて思うのは、
彼女は「心地よい上下関係」というのを知らないし、
根本的に信じていないんじゃないかということ。

仔馬の時、守り導いてくれるはずの母馬に死なれ、
その後、他の馬たちから追放されたという経験は強烈だ。
強く賢い馬(人)についていったら、
自分にとってよいことが起こる、心地よくなる、
という記憶がない。

誰も何もしてくれない。
自分ひとりでなんとか食べて生き延びる。
それが、カディにとって、
もっとも優先順位の高い命題になったのかも。

だからカディの調教(関係作り)においては、
「誰かと一緒に何かをするのは、よい感じのするものなんだ」
と知ってほしいなーと思いながら、最近は続けている。
というか、そう思ってもらえるような人に私はなりたい。

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