無口デビュー


まずはこの三段跳び。
ますますわんぱくぶりを発しているナーリです。
動きも大きくなってきました。

以前はカディが移動すると、置いていかれないように、
ぴったり後をついて回っていたのですが…
最近は、ひとりで寄り道をしたり、
他の馬のご飯に、顔を突っ込んだりするようになってきました。
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そこで、無口デビューです。
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といってもリードでコントロールするのではなく、移動時に、
勝手にどこかに行かないよう引き止めるぐらいの感じで使っています。
フライマスクに慣れていたせいで、着けるのはすんなり。

それにしても、横にいるカディと比較してみると、
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つくづく大きくなったなあ、と感じます。
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草を食べる量も増えてきました。(おっぱいも飲んでます)
すぐに眠くなってしまうのはあいかわらず。


眠いけど食べたい→寝よう→寝ながらもぐもぐ→でもやっぱり食べたい、
というこのサイクルを10回ぐらい繰り返していました。


朝飼いの帰り道、県道で放れ牛に遭遇。
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放牧地を通る道路ではよく牛に会いますが、
集落のそばの車道では珍しい。(たまーにありますけど)
オスとメスの逃避行でしょうか。
仲良さそうでした。

フライマスクデビュー

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ナーリにフライマスクを初めてつけました。

与那国では暖かくなるとハエが出てきて馬を悩ませます。
ハエは目によくたかるので(涙を好むという説あり)、
網目になったマスクをつけてハエよけします。
中からはふつうに見えます。

カディは日常的につけていますが、ナーリにつけたのは初めて。

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最初、ナーリに着けてみようとしたら、
「なんかこわいことされる〜」と怖がられてしまいました。

カディの顔につけてはずしてを何度も見せたり、
私自身の顔につけて見せたりしたけれど、
なかなか未知の物体への恐怖は去らず。
最終的に受け入れてくれたのは…

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気温が上がってハエが出始める→
ナーリの目にたかってきたのを私が手ではらう→
嫌なハエを追っ払ってくれるとナーリ喜ぶ→
次にフライマスクを持ってそれでハエをはらう→
そのままフライマスクで顔を掻いてあげる→
ナーリ、これって気持ちいいものじゃない?と思う→
すんなり着けさせてくれる、という順番でした。

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馬は、
「いま起こっていること、実際に馬が感じていること」に
フォーカスすると話が通じるんだなあ。

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ふと見ると同じ動きしています。
親子シンクロ率高し。

そういえば、最近、こんなものをいただきました!
島の人がクバの葉で馬用のブラシを作ってくれました。
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庭のユリも満開。
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花の香りが島中に漂う、うりずんの季節です。
ナーリは、あいかわらず飛び跳ねてます。
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この世界六十日目

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あっという間にナーリは生後六十日。
ザ・男の子!って感じです。

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なにかを見つけたら、いたずらせずにはいられません。
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プロレスごっこも、
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どんどんラフになってきて、
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何度もいなしていたカディだけれど…
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ついに切れる!
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お母さん、怒るとこわい〜。
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でも、他の馬(オス)が近づくと、さっとナーリを守ります。
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こちらはナーリのあいさつ。


ナーリがあいさつしたのはサンニン。
伯母さん(カイの姉)です。
直接ふれあうのは初めてだけど、
カディはちらっと見て、だいじょうぶと判断したのか、
そのままにさせていました。

仔馬は大人の馬に会った時、口をぱくぱくしてあいさつします。
これは「子供なので怒らないでください」という表現。
こうすることで馬たちの順位づけの枠外にいることができます。

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すこしずつ、大人になっていくんですねー。

さよなら父ちゃん

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ナーリのお父さん、カイが、
与那国島を離れることになりました。

ちょうど一年前、カディとカイが一緒に暮らして、
ナーリが授かったのでした。
「ミト牧ふたり暮らし」

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この道を通るのも最後。
バライも一緒に島を出ます。

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コンテナに乗って船旅です。
行き先は沖縄本島のうみかぜホースファーム。
バライは久米島馬牧場に。
きっと新天地でも活躍してくれることでしょう。


そんなこと知らず、爆睡するナーリ。
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生え立ての歯が見えています。
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目覚めて一度起きたのに、
やっぱり眠気に勝てなくて倒れこむナーリ。




最近、カディとナーリはよくシンクロしています。
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ふと見ると同じかっこうしていておもしろい。
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ごはんも仲良く食べています。
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ナーリは丸く食べるのね。
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雨が降ってぬれねずみのナーリ。
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たぬきみたいになってますね。(濃淡反転ですが)
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たくましくなる

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だんだん陽ざしが強くなってきた与那国。
ナーリは日増しにたくましくなっています。

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ほわほわのたてがみもすこし伸び、
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蹄も大きくなりました。
線がついているところから上が、生後伸びた部分でしょうね。
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お尻の筋肉もつき、
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首もたくましくなりました。


ふざけてカディのお尻を噛んでみたら、
強烈なキックで返礼されたけど、ぜんぜんめげないナーリ。
(先が思いやられます…)


エネルギーがありあまっているのか、
ゴロゴロも動きが大きいですね。

そして!草をむしゃむしゃ食べています。
ついこの間まで歯のない口で、
はむはむ食べる練習だけしていたのが嘘のよう。


ティンが加わったおかげで、ナーリは群れのルールを学び始めました。
やっぱり馬の社会性は、馬から学ぶのが一番。
三頭とも、今のところ大きな問題はなく、よい感じで過ごしているようです。

カディと私の関係も、一緒に過ごす時間を重ねるうちに、
薄皮がはがれるように、以前と同じ間合いになってきました。


最近はついに、ナーリの体を掻くことができるようになりました。
これまでヒトや他のウマとほとんど接触してこなかったので、大きな変化です。


そういえば…
旅行で島に来られて、仔馬を目にするとすぐに「触りたい」とおっしゃる方、
けっこう多いのですが、今のところ、お断りしています。

知らない人が不用意に近づくとカディが噛んだりするかもしれないので、
その危険もありますし。

人それぞれ考え方があると思いますが、私個人としては、
ナーリが、馬としての間合い、感覚を持って育つといいなあと思っています。

このエネルギー!
男の子って感じ。


砂利(コーラル)の敷いてあるところは、
足触りが違って思うように走れなかったようですねー。

好奇心旺盛で、馬用の岩塩を見つけて、舐めていました。
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寝ながら食べていたと思ったら…
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うとうと居眠り。
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たくさん動いた後は、やっぱり眠い。

同居

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与那国の4月は、光が透き通り、
花が咲き、様々な鳥が渡ってくる、
天国感あふれる季節。

気持ちよさそうに、ゴロゴロするナーリ。


そして、迫りくるナーリ。


この間までいたホオジロハクセキレイはもう旅立ち、
つぎにアマサギが渡ってきました。
ナーリがカディのしっぽのそばにいるのはハエをよけるため。
すだれみたいにしてますね。



ナーリは、あいかわらずわんぱくぶりを発揮してます。
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カディの体で遊ぶナーリ。
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ナーリに好きなようにやらせて、自分はずっと草を食べているカディ。
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カディとナーリ、親子ばしり。
(カディのほうがはしゃいでる…)


たくさん遊んだら寝る。
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差し込んだ朝の光線に照らされるナーリ。
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新芽をいっしょうけんめいに食べるナーリ。
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さて、今朝は大きな出来事がありました。
ナーリが生まれて以来、ずっとカディとふたりだけで暮らしてきた場所に、
別の馬が加わり、同居することになったのです。
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この放牧地、カディの臨月から、出産・育児と、
二ヶ月間、広々と使わせていただいていましたが、
もとは4頭が暮らしていた場所。
奥には森も広がっているので、ずいぶんよゆうがあります。

それから、ナーリもそろそろ他の馬たちと日常的に関わり、
群れとしてのルールを学び始めたほうがよい頃でもあります。

というわけで、一緒に暮らすことになった相手は、
マイペースで落ち着きのあるティン。
群れのメスの中では、一番年長で順位も一番。

こうして、カディ王国は終焉を迎えることになりました(笑)。
突然自分のホームに入ってきたティンに、
カディは緊張して、変なボロのしかたをしてます。
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フリーにしてからの様子。


ティンの間合いの取り方、うまいなー。
警戒心マックスのカディに反応せず、攻撃はひょいっとかわし、
反撃せず、タイミングをはかって、ゆるゆると移動。
気がつくと、カディが草を食べていた場所を占有しています。

さすがだ。
勉強になります…。


まだまだ緊張感はありますが、
先ほどは、3頭で並んで草を食べていました。
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カディもナーリも、次のステップですね。
ティン姐御、どうぞよろしくお頼み申します。

ナーリの冒険

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ナーリは、日に日に、わんぱくぶりを発揮しだしています。
とにかく走ったり跳ねたりしたくてしかたないみたい。


ひとりですごく遠くまで行ってきて、
最後、どんなもんだいって顔してますね。

冒険の後の呼吸。



好奇心も旺盛です。
いつも私が座っているいすをすかさずチェック。
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水たまり。
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杭で鼻を掻くナーリ。
カディは鼻の穴に杭を入れてぐるんぐるん回すことがあるけれど…。


近くを横切っていくホオジロハクセキレイは、
渡りの季節で最近馬のそばでよく見かけます。


転がり心地の良さそうな草むらを見つけたら、
すかさずゴロンゴロン。
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背中を歯で掻く。
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背中に草を乗っけているナーリ。
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本人は気づいてないと思われる…。
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たてがみからしっぽまで続く、背中のすこし毛色の濃くなった線を
「鰻線(まんせん)」と言います。
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人間によってあまり改良されていない原生の馬に見られる特徴だそうです。
ナーリにもありますね。


カディとナーリの親子の風景。
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オトナのしっぽとコドモのしっぽ。スローモーション。


コドモの足跡とオトナの足跡。
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あっという間に過ぎ去ってしまう、
忘れがたき瞬間を毎日味わっています。

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